2012年1月31日火曜日

S-7 Navigation

従来のTREONなんかに比べて処理速度がケタ違いに早い。

stylishでwideな画面がとっても見やすい。術者を配慮した構成がとても美しい。

monitorだけundockingすることもできるので画面だけ近づけることも容易。

うーむ、シールはってMRI取ってた時代が遠い昔に感じる。。。。

2012年1月18日水曜日

demoralize

demoralize

=「活気を失わせる」「指揮を下げる」


初めて聞いた言葉。会話のニュアンスで意味はわかってはいるが、こんな意味があろうとは。

やろうと思えば何でもできるんだ

君たちに僕の考えを話そう 僕らが子供の頃 目に映る世界は新鮮で、全てが新しかった


やりたい事は何でもできた ところが年をとってくると疲れてくる 人々はあきらめ、みんな落ち着いてしまう


世界の美しさを見ようとしなくなってしまう 大部分の人は、夢を失っていくんだよ


でも僕はいつまでも子供の心を失わずに、この世を生きようと思う 不思議なもの、全ての美しいものを見るためにも・・・・・


いいかい、君たちはやろうと思えば何でもできる 僕と別れた後も、その事を思い出してほしい やろうと思えば何でもできるんだ 




             1983年「ミネソタ・アウトワード・バウンド・スクール」にて 

2012年1月17日火曜日

17年

あっという間に17年が経ったのだなと思う。

1月17日。1995年。

神戸に向かって黙祷。

合掌。

2012年1月16日月曜日

通訳を介した診察はいかがなものか。

通訳を介した診察はいかがなものか。

これが結構なんとかなるものである。

通訳を介していると、情報伝達能力はかなり落ちてしまうが、その分集約化した質問をすることになる。あらゆることを総動員してがんばってコミュニケーションを図るのである。

中国語はほとんど話せない。7割が中華系。中国語(標準語・マンダリン)を話せるとかなりのアドバンテージ。そこに福建語、広東語、さらには客家語なんか話せたら鬼にGolden Barなんである。

そしてマレー語やインドネシア語、タミル語などがあらゆるとところから聞こえてくる。

「理解できない言語が聞こえている」というのが当たり前の世界に入っていくのである。

そしてそれこそがシンガポールの醍醐味でもあるわけで。


あらゆる言語と人種と民族がそれぞれの区分を守り生活している。病院に入院すると、患者の名前プレートの横には「Language」という欄がある。Englishであったり、Hokkenであったり、Malayであったりする。その度に僕は通訳者のNsを探さないといけない。

今日など「マンダリンを話せるNsはいますか」と詰所で言うと、「あんたが話しなさいよ」と2度も違う場所で言われてしまった。

見た目中華系なんだけど、話せないものは仕方がない。諸アジアから来ている中華系医師はほとんど中国語が話せるので苦労はそんなにない。その上母国語の言語を習得しているので、大抵3カ国は普通に話せる。一フロアで言えば、たぶん7ヶ国語ぐらいには対応できるんじゃないだろうか。


こんな悩みは僕だけではない。インドから来た医師は中国語が話せなくてもちゃんと仕事をしている。インドネシアもそう。補完し合うことで成り立っている。

2012年1月9日月曜日

over the fence

ほんの少しまえに「over the fence」という題でちこっと言葉を紡いだ気がする。

Overしました。

そしたら、また違った景色でした。

海外には何度も行っています。ネパールもUSもドイツもカンボジアも。

でもずいぶんと違っていました。ローカルで働くということの視点、観光者ではない「私」としての関わり。


海外旅行できた異国とは随分と違う。


このある種の厳しさを、これからの日本人はどんどん感じて行くんだろうな。好むと好まざるとに関わらず。今までもそうであったように。


 ひたすらに努力はしているものの、まだほんの少しも届いていない自分に溜息を一つ。

明日からまたがんばろう。




2012年1月4日水曜日

日本の医師免許はシンガポールで通用するか?

最近よく聞かれることがあります。

「日本の医師免許はシンガポールで通用するのか?」

答えはYesです。

運転免許証と一緒です。書き換えができたら通用します。持っていない人は書き換えすらできません。

ただ、運転免許証と違うのは、書き換えがとてつもなく困難だということです。



「シンガポールで医者になれますか?」という質問に対しては、

「なれます」と答えます。

ただ「どんな医者になりたいですか」という付記がつきます。


日本と同じレベルで仕事をしたいのであれば、それは大変な道のりです。まず英語の問題があります。

また日本の専門医は通用しません。日本の専門医制度は日本語というローカル言語で行われた試験ですから、日本ローカルでしか通用しないのは当然の話です。

日本・シンガポール医師互換制度を利用してシンガポール国内で医師をすることは可能です。ただしGP、日本人診察に限られます。GP登録なのでOpeはできません。


なので、「シンガポールで医師をしたい」と言っても、「どんな内容の仕事がしたいのか」に大きく準拠することになります。

例えば、日本に片言の日本語しか話せないアメリカ専門医がいても、ちょっと困りますよね。手術がいくらできるといっても、結局は共通言語を話せないと仕事にはなかなかなりません。家族への説明・同意書へのサイン・他科とのコンサルト・回診・薬剤選択・Ope場の手配等々。


でも楽しいですよ。多くの人種の中で様々な文化的葛藤を垣間見ながら仕事をしています。