2010年9月30日木曜日

シンガポール入り

来週からシンガポールに入ります。学会参加です。

現地から報告できるかどうかはわかりません。hotelにWifiがあるとのことですが、どこまで信用できるか(利用者コメントでは、「すぐ切れる」とのことでしたので)。

2010年9月26日日曜日

論文事始④

(すでに書いている人は読まないでくださいね。恥ずかしいので)

今回はメモ程度で。

「discussionで何を議論すればいいのでしょうか」

たまに聞かれます。

Introductionに書いたことがすべて。

以上。


以前上級医師に「Discussionに○○のデータもいるんじゃない?トピックだよ」と言われたことがあります。その通りなのですが。。その議論はイントロダクションでは触れていませんでした。ちなみにその先生はまだ一度も論文は書いておられません。学会発表は数え切れないほどされておられます。さらに先生は続けます。
「あと、△△のことも触れておくといいかも。あぁ□□もいいね」と続けていかれます。

あくまで少数臨床レトロデータです。上の先生には「確かに必要ですね。でもこれは総説ではないので・・」と言ってもキョトンとされておられました。

論文において、イントロダクションで触れていない議論はしない、というのが最低限のルールです。そのためのイントロダクションです。たまに議論であれもこれもと触れているものがありますが、それはルール違反だと思います。イントロダクションで提示していないからです。自分のいいたいことをまとめて報告したいのならば、「総説」を書くべきです。
 「Discussion」がむやみに長い論文はこの「ルール」を無視しているものが多く見受けられます。

こう考えれば、何を議論しようと悩むことはなくなります。イントロダクションで提示した議題を論じればいいからです。それ以上でもそれ以下でもないと思います。もちろん、多少の例外はあるでしょうけれど。


(あくまで、まだ論文を書いたことがない方のために恥ずかしながら書いておりますのでご了承ください)

2010年9月18日土曜日

論文事始め③

数人の方から個人的にコメントいただきました。

部分的に(?)好評ということで、続きを書いていきます。


「症例報告を書こうと思って診療にあたること」

以上です。


え、これで終わり??

終わりです。

この違いが、すべてを決めると思います。

2010年9月15日水曜日

英文校正

本日放射線障害の論文を英文校正に提出。

20500円とのこと。

安くはないが、高くもない。

とりあえず、suspendの論文を始動させないと。

2010年9月14日火曜日

論文事始②

本日論文投稿終了。

初の完全海外。細かい規定がそれぞれの雑誌によって異なり、それを一読するのも一苦労。

どの雑誌がどんな投稿規程だったか。

論文一つに様々なバージョンが誕生します。

background, case report, conclusion等を含まなければならないAbstractもあれば、「とりあえず200単語で書いてね」みたいなアバウトなものもある。


「Case reportはreference5つまでね」
とinstruction for authorsにあるくせに、sampleのCase reportみるとreferenceが10個あったり。

聞いてみる、というのが一番手っとり早いが、実はなかなか返事は返ってこないのである。

一つのジャーナルなど、完全無視を決められてしまった。たぶん当たり前すぎてなのだろうけれど。


英語論文についてとやかく言えるほど書いているわけではないのですが、一番いい参考書はその雑誌の[Instructions for Authors]です。これだけは間違いありません。

これを読まずに論文を提出することはほぼ不可能です。実際は翻訳会社などに投稿規程に沿った形にしてもうらこともできますが、instructionは30分で読めます。読んでくださいな。

そうすると、論文というものが、「文章をとりあえず書けばいいんだろ」から、礼儀・人間関係・読解力・段取り等様々な事柄が要求されてくることに気付きます。

とくに礼儀が一番大切です。とってもえらい先生方に「わざわざ」時間を割いて読んでもらうのですから。

「読んでもらえてありがたい」という気持ちで、私はやっております。

とりあえず先ほど

Your submission entitled "************" has been assigned the following manuscript reference number: ***-+-70. Your manuscript is now with the editor.

とメールが来ました。エディターまでは行ったようです(ここにすらたどり着けない場合もあります。本当に)。その世界のど偉い方が読んでください。本当にありがたい。

そういう気持ちって、隅々に出てくるので、結構重要と思います。

市中病院の症例報告しかしていないので、こんなことをいうのもおこがましいのですが。

どこでも、やればできます。



「やってやれないことはない。やらずにできることはない」
読み人知れず

論文事始め①

初めて論文を書く人に。
(あまりに初心者のための記述ですので、もう書いてある人は飛ばしてください)


初めは、すべてが驚きと戸惑いです。


地方紙から始めるのがいいと思います。地域・特に病院雑誌に投稿するのがベストかもしれません。

何故なら論文投稿規程の間違いを

「おい、このreferences、指定の並べ方と違うぞ」

と机の隣で教えてくれるからです。

編集者兼査読者が横で手取り足とり教えてくれるはずです。

なぜなら、そういう病院雑誌はどこも投稿数が少なく、何が何でも載せたいからです。

まず、日本語でやられてはいかがでしょうか。

まず書くことからかと思われます。

書いてみる、一行でもいいから始めてみる。


たとえば特殊な症例を経験する。

同期や後輩に「こういうことがあってね」という話をするのもいいでしょう。

でももっと経験を共有しましょう。

それが論文だと思います。

自分が困ったとき、頼るのは周りの人の経験と、他何があるでしょうか。

それが論文だと思うのです。

みんなで石を敷いていく。

医学の発展に貢献する。

それは結構、苦しいのですが、楽しいことが待っています。

2010年9月10日金曜日

TOEFLスコアをキャンセル・・・そして復活

 TOEFLのテストを受けた人ならわかるとはおもうので、、、恥を忍んで報告。


実は、、、何を思ったか必死に受けたTOEFLの試験後、最後に聞かれる「報告しますか、それとも破棄しますか」という質問で

なぜか

No

とクリックしてしまったのです。


それからが大変。

「レイズ!」

と叫んでみましたが、もちろん無駄。キャンセルは復活しません。


ネットで調べたら

「10日以内に再申請をして、20$払ったらOK」

さっそくメール。

返事に2-3営業日かかるとのこと。


待つこと二日。

「これこれの書類をFAXしてください」とのこと。

書類を書いてファックス。

その後電話。これが大変。本部のあるニュージャージー州とは大きな時差があるので夜中の1時にTEL.

「あー、TOEFLです。どうされましたー」

「えーと、キャンセルしたスコアをreinstateしたいんですけど。メールで教えていただいた通りの内容を前にFAX送ったんですけど、ちゃんと処理されてますか。その確認の電話です」

「えーと、はいはい。ありますよー。あーでもねー」

「はい?」

「パスポートのコピーと誕生日と住所がいりますねー」

「メールには書いていませんでしたが」

「いるんですねー」

「・・・いるんですね?」

「はい」

そんなこと書いてなかったのに。

自宅にFAXがないので、再びサンクスへ(サンクスは海外FAXができます)。


この時点で深夜2時。

くたくた。



ということで、お恥ずかしながら、キャンセルしたTOEFLスコアをリカバーできました。

しめて$20。


本当、お恥ずかしい話です。


**************************
今日の英会話。

「TOEFLのスコアを復元したいのですが」

「I would like to reinstate my TOEFL score.」

みなさん、一生に一度も使わないと思います。

使わなくていいけど。。。

**************************

2010年9月6日月曜日

自宅LAN無線化

入院していたVAIOが帰ってきました。

HDDがクラッシュしたみたいです。この2カ月S.M.A.R.Tアラームが鳴りながら使っていましたが、さすがに怖くなってBackupとって修理に出しました。

VAIO修理担当の対応さんの、なんと事務的なことか。

もうVAIOはこれが最後の購入かなと予感。



休日を使って無線LAN構築。

むちゃくちゃ簡単。YAMADA電機に行って3800円の「ELECOM Logitec 単純機能 無線ルータ」を購入。実質3500円。

5分で設定終了。

簡単になったものだ。

おそらくPCカード、USBがいらないwireless機能がPCにあるからこんなに簡単なのでしょう。

一昔前の面倒くささに比べるとなんと楽なことか。

推定転送速度: 2887.141kbps(2.887Mbps) 360.28kB/sec

上り(アップロード)速度テスト結果
データ転送速度 701.96kbps (87.74kB/sec)

かなり低いです。信じられないでしょうがADSL環境。

ネットが使えるだけありがたい。

2010年9月4日土曜日

transfusion

Watch the full episode. See more Need To Know.





輸血の歴史と輸血反対論者の議論。

risk and benefitのバランスをどこに置くかという問題。

当直明け

金曜日の当直は、月曜日からの延長であり事実上月~土の午前中まで。

何とか乗り切る。

勉強などしている暇はなく、暇ができたら休みたい。

論文のabstractを完成させる。

AJNRは撃沈。

2010年9月2日木曜日

医師免許証

再度SMCから医師免許証の再提出依頼。

今度は英訳ではなく、原本をそのまま厚生省から送ってほしい、とのこと。

とことん、identificationは徹底している。ここまでか、というほど求められます。

大学の成績(お恥ずかしい成績)も提出しましたし。


9・11以来、自分が自分であることの証明が海外では強く必要となりました。

ついこの間も、航空券をなくしてしまい往生しておりましたが、TOEFL用に持っていたパスポートを見せると、サクサクと事が運びました。

自分が自分である、と証明することはすごく難しいです。

自分を言語化していくと、男であり、医師であり、日本国籍であり、、等々になるでしょう。

これらはすべて自分の「属性」です。自分の「属性」を語ることでしか他人に自分を証明する術はないことを実感します。

やはり関係性でしか自己を証明することは困難なのかも知れません。

なんの話をしているのやら。