2011年10月29日土曜日
基礎からはじめるTOEFLテスト/speaking
基礎からはじめるTOEFLテストワ-クブック(スピ-キング編)
お勧め度:★★★☆☆
Speakingが伸び悩んでいる時に買ったワークブック。
「そうか、これでいいのか」と納得。
いつも急いで喋っていましたが、、内容を盛り込んでゆっくり話すようにして初めて「22/30」が取れるようになりました。その内容の「それなり」のまとめ方が載っています。
定型文を覚えてそこに「内容」を乗せていくというスタイルを一貫して提唱されています。著者である四軒家氏は117点を取得されています。
Speaking対策がまだの人はこの本から取りかかるのはちょうどよいかもしれません。なんせSpeakingほど対策しにくいものもありませんから。
とはいうものの、SpeakingはIntegrated writingとやっていることはほとんど変わりがなく、それを「(それなりに流暢に)言葉にできるか」と「(文法的に間違いなく、形式に則って)文章に出来るか」だけの違いであり、いずれもOUTPUT重視の設問になっています。
試験の午前中がINPUT→回答、午後がINPUT→OUTPUTと非常に良くできた試験だと思います。
私がやったSpeaking対策はたくさんありますが、最高点が22点なのであんまり大したことは言えません。。。。極力気をつけていたのは、
「どんな文章を読んでも、1,2文で『まとめる作業』を必ずすること」
でした。 これらはTOEFLが求めていることは次の一文に尽きます。
「USAで大学の授業について行けるかどうかの能力試験」
であるということです。
勤務先の病院でも研修医がベラベラ患者について状態を説明しているのを、上級医達がよくイライラしながら(特にOpe中)
「Summarize! Summarize the patient!」と言っていることがあります。
Summarizeの能力は、TOEFLをやって思いますが、
「訓練でなんとでもなります」
そして、その訓練はとっっっっても苦痛です。すぐ止めたくなります。ただこれが習慣になると、苦痛でもなんでもなく、「やるものだ」になってきてしまうから不思議なものです。
読んだ本を人に1分で説明する、から始めてもいいのかなと思っています。
また、Summarizeで求められているのは究極的には「Keywords」です。
SpeakingのIntegratedと言えども、会話の「どれだけ内容を理解しているのか」なので、聞き取りの際にどれだけ「Keywords」を拾えたかに還元されていきます。
言い換え/Paraphraseについても簡潔に記載されています(特にP106-P107の記載は簡潔かつ秀逸です。これがTOEFLで求められていることの全てのような気さえします)。
Speakingで何が求められているのだろう、とまだ漠然としておられるのであれば「イチオシ」の本です。
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