文芸書評。
カヴァレリア・ルスティカーナ。
マスカーニの小品。シチリアの片田舎で起こる三角関係の悲劇。リアリズムオペラとして有名なのですが、実際見てみるとそれほどーどうかなーという感じでした。
ではこのオペラの真骨頂はというと、「間奏曲」なのです。聞いたことがない、という人も、「Godfather Part3」の最後に流れる曲、と言えば「あぁ、あれか」と思われるかと思います。
裏切りと愛憎、偽りの愛への復讐、悔恨。
そんな泥沼の世界で血生臭い決闘が起こる前幕に、この曲が流れます。
「Godfather Part3」
(Godfatherを見ていない人はクリックしないでください!!お願いだから最初から観て!!)
血でどす黒く染まった大地に、音もなく雪が降り積もるようなイメージでしょうか。最も美しい音楽の一つと思っています。
Cavalleria Rusticana Intermezzo
0 件のコメント:
コメントを投稿