2012年2月10日金曜日

how to sit in the MRCS

MRCSというのはなかなかわかりにくい試験だと思います。

日本人にはかなり馴染みがない試験の範疇に入るのではないでしょうか。医学生で海外に行きたい、海外で臨床医になりたい、と思っておられる方のほぼ99%がUSMLEを準備されています。USに行きたい、というよりもむしろ「海外→アメリカ」という思考がほとんどだからだと思われます。

それも当然で江戸、明治と日本の医療はオランダ、ドイツからの輸入と変遷し、戦後60年はアメリカ主導のシステムが成り立っているからだと思います。大きな時代の枠組みの中では、日本はまだ戦後だと思われます。戦後公布された憲法の修正もまだ一度もありませんし、時代の区切りとしては「戦後・アメリカ主導型日本」でよいかと思います。

一方、UKに行きたい、と言う人はMBBSやMRCSという言葉を聞き及んでいるかと思います。私は実は医学生時代にはMRCSという言葉すら知りませんでした。私もUSMLEを勉強しようとした医学生の一人です。

UKシステムでは医学部卒業の際に受ける卒業試験をパスするとMBBS(Bachelor of Medicine and Bachelor of Surgery: 医学学士)という名称をもらえます。この後Housemanshipを行いMO、Registrarと進んでいくようです。このRegistrarになるためにはMRCS、MMedを受ける必要があり(科にもよるようです)、これに合格して初めて外科系Registrarになれます。


外科系Registrarになるためには最低1年程度のGeneral SurgeryでのMO経験が求められており、そのために各MOは外科系に進みたければ、GSなどの外科系を回ることが義務つけられます。


 外国人がMRCSを受ける際はINTERCOLLEGIATE MRCSを選択しなければなりません。2011年の1月より試験内容が大幅に変更になっています。


 気になる人は下記サイトへレッツラゴー



Welcome to MRCS January 2011 (Overseas candidates only)

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