エージェントの目がきらりと光り、そのまま車でゴーアェイー。
「日本津波で大変なことになってるね」
「大丈夫だった?」
「うちは南西だから幸い被害はなかったけど、、決して幸運にもとは言えない・・」
「おーけー。残念だったと思うよ」
ここでいくつか聞き苦しい話を聞かされた。あえて不問。
「おーけー。次はここね。中国人の女性とフィリピンの女性が住んでいるよ」
「男大丈夫なの」
「問題ないよ、大丈夫。きれいに部屋使っているし。家具も揃っているから」
やっぱりHDB。でもきれい。部屋は案の定鉄条網あり。家主の中国人女性が走って帰ってきてくれた。
部屋はシェアスペースにソファ、マッサージチェア、TV、Fan、物置等々。奥の僕の部屋は彼女の部屋と比べると狭いが、問題ない程度。Hpも近い。かなりよい物件。値段もそこそこ。。どうしようかと悩んでいるとシェアメイトになるかもしれない女性が弾丸トークでエージェントとマンダリンで話始める。まさか英語が話せない。。。。いえ、話せました。ただ黙っていただけみたい。この部屋いい。Hpも近い。7,8人でなんて暮らせない。家にいる時ぐらい静かな部屋で一人ゆっくりしたい。ここ今のところナンバーワン。
部屋を出てエージェントが聞いてきた。「どうだった」
まぁまぁと答えておく。
「次のは広いよー。オーナーいないし。週末だけ帰ってくるから、それ以外はあなたが全部使えるよ。気兼ねいらないし。HDBだけど広いよ」
見に行ってみると確かに広い。広い。キッチン・トイレもすべて完備。部屋にもトイレあり。。。だけど、、、部屋にトイレ、、、ないほうがいいみたい。。。。刑務所みたいだった。一般的に想像するトイレとは違い、プラスチックのアコーディオンカーテンの向こうに洋式トイレがあるだけ。。。困った、、これないほうがいい。きっとこれは「プライベートトイレあり!!」みたいに物件には書かれるんだろうな。やっぱり見ないと決めちゃいけないよ。ほんと。
下はホッカーセンターがあっていつでも食事可能。これは便利。だけど、、なんか、、昭和のアパート的な感じ。
車に乗りながらエージェントが聞いてくる。
「どうだったかなぁ。僕の物件。いいのがあったかなぁ。お客さんに気に入ってもらえたらうれいしいよ。僕は一度っきりの商売はしないんだよぉ、ドクター。ドクターがひと段落して家所有したくなったら連絡してよ。コンドとかいっぱいいいのあるから。それを人に貸したりしたらいいから。やり方はまた僕と相談しよう。いつでも連絡待っているよ」
MRTでポツネンと一人立ちつくす。
これでいいのか、物件探し。。。
いや、こんなもんかもしれない。異国の地で一人でやってるんだから。こんなもんだろう。
夜ごはんをClarke QuayのMRI地下で食べた。なかなかおいしかった。
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