朝起きてシャワーを浴びネットで検索。
いい物件あり。即電話。
「あの部屋なんですけどー」
「あー、空いているよー。すごくいい部屋だよー。シンガポール人が住んでるよ。いいよね?」
「あーはい。どんな感じですかー」
「えとねー、中国から来たシンガポール人がねー、家族ですんでいてねー、あーそれからカップルがいるねー。子供が二人いるよー」
どんな部屋だ・・。
怖いもの見たさでapply。
約束の時間にはもちろんこないしんがぽータイムのエージェント。
「そーりーそーりー。いやー、ここいい部屋だよー」
エージェントを待っている間に、、、わかった。ここは超下町。。ほとんど全員中国系。洗濯物が部屋から外へとずらずらとほされている。
エレベーターで6階へ。
部屋の入り口鉄柵あり(あとでわかったけど、普通のことみたい)。馬鹿でかい「福」と書かれたペナントみたいなものがでかでかと入り口の扉に張ってある。
「ここだよー」
入ってみると、二人はマンダリンで楽しく会話。私そっちのけ。
入ってみると、、、2LDKぐらいのところのキッチンでお母さんが豆の皮を向いている。やややんちゃそうな娘がネットでTVを見ている。。。
「おくの部屋が君のだよー。その奥がカップル住んでるからね」
ここに何人住んでいるんだ。。。。私を入れて8人。。。。
トイレを見る。お風呂をみる。。絶句。
無理無理!!!ここ無理!!
「なんでもオーナーに聞いたらいいよ」
聞くことすら浮かばない。
「えーと、ネットとかってどうなってます」
エージェントがそのままマンダリン(公的中国語)に訳してくれる。
「あー、ここねー、違法なのよー。あなた自分でセッティングしてねー」
無理無理!!!ここ無理!!
突然中国の家に放り出された一人っ子みたいになっていました。。
部屋を出て
「どう、ここは?」
「・・・ほかに心当たりありますか」
エージェントがもちろん、という風に親指を立てた。大丈夫かなこのエージェント。
エレベーターを降りて下でもうひとつの物件のオーナーに電話してくれた。
電話口でオーナーの中国語が聞こえる。
そうするとエージェントがいくつか質問してくる。
僕が英語で答える。
エージェントが中国語で伝える。
これを数回繰り返した。なんだか不思議な感じ。ここでは外国人なんだけど、さらに一皮かぶった外国人のように感じる。
「次の物件はいいよ。すごくいい。フィリピン人と中国人との3人シェアになるけど、、いいよぉ。オーナーがいないし」
エージェントの目がきらりと光った。
さあ、もう来るなら来い。
続く。
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