2011年11月15日火曜日

悪玖夢博士の経済入門

悪玖夢博士の経済入門

橘玲(たちばな あきら)

お勧め度★★☆☆☆
 橘玲さんの本は大体目を通している。
最初に「マネーロンダリング」を読んだ時の感動は忘れられない。どん底にある人間を救った出来事が最後に出てくるのだが、これが衝撃。そしてそれがただの小説やおとぎ話でないであろうというリアリズムが最初から最後の一行まで貫かれている。こんな経済小説があるのだろうかと思うほどに忘れられない本だった。


 Clarke Quayにあるブックマートに置いてあった一冊。内容はあまりないのだけれど、行動心理学の基本原理を一つ一つお話にしてくれている。面白いっちゃあ面白いし、あえて読むかと言われれば、他に読む本があるとも言えるぐらいの本。橘玲好きの人には、「あぁ、こういうのも書きたかったんだろうな」というちょっとした息抜きをしてる感があります。まぁ気晴らし程度に良いのではないでしょうか。

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